以前書いた物をもう少しわかり易く、また加筆してまとめてみました😊
とても丁寧な方法ですので手間はかかりますが、入魂は大切ですからやってみたい方には良いかと思います。どうぞ参考にしてみてくださいね。
それではご説明させていただきますね。
〜入魂に必要な物〜
- ご希望のご神像
- ご神像の中に入れる舎利。瑪瑙もしくは水晶。できればコピーで良いのでご神像の中に入れられるサイズのお経(その御神格の名前があるもの、もしくは般若心経)
- 選んだご神像のお気に入りの花5本以上。
- お線香、8本以上(できればノンケミカルが良い)
- 蝋燭(できれば蜜蝋の蝋燭が良い)
- お供えとして、お塩、清らかな水、お米、御神酒、その他神様が好むものがあればそれを。例えば龍神様なら梨。赤多羅菩薩なら桃。と言う具合に。
- その後神格に関わる(名前が出てくる)経典。般若心経は全ての神様に使えます。
- ガンター、ティンシャ、シンギングボウルなどの音もの。仏壇のおりんは使用不可。
- 塗香(必ず必要ではありませんが)
- 念珠
- 置き場所。必ず腰よりも高い位置に置く。
*注意*
音ものは特に仏壇にあるものを使用したくなりますが、音ものだけでなく他のものも仏壇用とは分けてくださいね。
〜入魂の前にすること〜
- できれば入浴する。口と手をすすぐ。
- 洗濯した清浄な服に着替える。
- ご神像を清らかな水で洗う
- 塗香を持っていれば塗布する。
- 心を清浄に保つ
- できれば窓を開けて風通しをよくする
〜入魂に相応しい日〜
ここは神仏によって異なる場合もあります。
- 満月の日
- 月曜日
- 金曜日
この3日は全ての神様に共通して使える日です😊
*神様別にすると*
こんな感じです。ただ私の個人的感想ですが・・・上記の日でも雨の日は避けたい気分です。ダメとは言いませんが・・・😑
〜入魂の方法〜
ココから‼️いざ、実践です。
- ご神像はひっくり返すと中が中空になっているので、そこに瑪瑙もしくは水晶、あればお経を入れる。蓋がないのでお皿を蓋にしてそのお皿の上にご神像を置いておけば良いです。
- ご神像が中空になってない場合は下に木箱を置いてその中に入れます。
- 用意したお供物を供える。御神酒は封を開けてお猪口などに注いでおく。
- 蝋燭2本対にして火を灯し、その蝋燭でお線香をつける。お線香の本数は8本。消えかかったらすぐに足して、8本以下にならないようにする。お線香の本数は大切で、少なくなると神様に届かない。
- 念珠を持ち、ガンターなどの音ものを鳴らす。鳴らし方は『チーン、チンチン』と三回以上。『チリチリチリチリ〜』でも可。この音で神様を呼び出します。
- 仏教の場合、『南無阿弥陀仏』を三回唱える。
- ご神像の真言を111回唱える。できれば1080回唱える。唱え終わったら、来拝。手を合わせて頭を深く下げる。
- 経典を読む。
- 読み終わったら手を合わせ『〇〇様、どうぞここにお留まりください」と声に出して伝える。
- 『南無阿弥陀仏』と三回唱える
- もう一度深く頭を下げる
- 終了の合図としてガンターなどの音ものを最初と同じように鳴らす
これで空の置物であった神像に入魂がなされました。
*注意*
入魂したご神像を迎えるのも、自身で入魂するのも、神様との自分自身との神聖な絆を結ぶ契約です。ですので途中で放棄することはできません。
それこそバチがバチ〜ンと当たってしまいます。
何らかの理由があり、どうしても手放さなくてはならない時は神様に今までの感謝の気持ちを伝え、お願いして天界に帰っていただき、それから中に入れた瑪瑙などの物を取り出しましょう。
そして流水で綺麗に洗い、ただの置物に戻してください。
でも・・・私としては途中放棄はしてほしくないです・・・はい。
〜入魂の後〜
入魂が済むと、そのご神像はただの置物ではありません、神様の魂が入った神様そのものです。大切にしなくてはなりませんが、そう神経質になる必要もありません。『お尻向けるな』とか言いますが・・・狭い我が家ではそれは不可能です😭なので許してもらっています。
で、入魂の後ですが・・・だいたいみなさんの思っている通りです。
- 朝夕に火を灯し、お香を捧げ、真言やお経を唱える。
- 場所を清潔に保つ。
- 信じ切って心を開く。
- もし、したければ瞑想する
上記した入魂に相応しい日は回向にも非常に良い日ですので、できるだけ行ってほしいです。
また満月の日の回向は徳分が何倍にもなって返ってくる日ですので、是非とも丁寧に回向して頂きたいな・・・と思います😊
〜月蝕、日蝕について〜
月蝕と日蝕の日は神様にとって良くない日になります。現代では楽しんで観る天空のエンターティナーみたいなところがありますが、昔から月蝕、日蝕は縁起が悪いとされています。
ですので、月蝕、日蝕の日は魂を込めたご神像を外の光?に当てないようにしてください。赤い布を巻くとご神像を縁起の悪さから守ってくれます。
私は巻くのが面倒なので、ご神像のある部屋には赤いカーテンを付け、月蝕、日蝕の日はその赤いカーテンを閉めて過ごしています。
〜最後に〜
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
僧侶にお願いするもの勿論、素晴らしい入魂ですが、どこに持っていったらわからない・・・😶
そんなことも多いので、(特にヒンドゥー教の神様の場合)お役に立てていただければ幸いです。
心を清浄に保ち、自身で入魂した神様と共に素晴らしい日々をお暮らしください。