金剛杵、独鈷、三鈷杵、五鈷杵の使い方の説明と入魂の仕方のご説明です❤️
金剛杵って何?入魂ってどうするの?そんな疑問にお答えします❤️
〜金剛杵とは〜
- ~古代インドでインドラ神が持っている武器のことで、それが中国を経由して空海が日本に持ち帰り密教に取り入れた法具です~
- ~インドラ神の力で邪気や悪霊、人が誰でも持つ煩悩を消し去ることで幸せに向かわせてくれる法具~
- ~気の調整に使う法具~
- 〜修行者の身を魔から守る法具〜
〜金剛杵の種類〜
金剛杵には独鈷、三鈷杵、五鈷杵と3種類あります。効果の強さは独鈷が一番弱く、その次が三鈷杵、最も強いのが五鈷杵となります。
気の調整に使うものなので、自身の持つ気より強力なものをいきなり持つと体調不良になることもありますから初めて金剛杵を持つ方は自分の気の容量に見合ったものを選んでくださいね。
〜独鈷〜
*独鈷とは先が一本の物です*
*使い方*
- 気を動かすのに使用する。
- 反時計回りに回して気を抜く。時計回りに回すと気を入れる。
*例えば悪い気を感じる時はその場所に独鈷の先を向けて反時計回りに回す。
次に時計回りに回して良い気を与え、場の気を調整をする。
身体の疲れた部位にも使え、辛い場所に独鈷を向けて反時計回りにして悪い気を抜く。それから時計回りに回して良い気を入れてチャージする。

マダム満月ちゃん
〜三鈷杵〜
*三鈷杵とは先が三本の物です*
こんな伝説があります。
『空海が船に乗って日本に戻ってきた時、船の上から三鈷杵を投げるとそれが高野山の松の枝に引っかかり、そのためその松のそばにお寺を建立し高野山を本山として開山されました。』
船から高野山まで飛んでいくなんてすごい距離を飛んで行ったことになりますね。空海さんの法力の強さを示すような伝説ですね😊
*三鈷杵の効果と使い方*
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経典には、悪神の障害を退け、魔除けや厄除け、煩悩の打ち砕き、祈願成就などの効果があると記述されています。
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魔除の効果があるため、霊障など負の気を感じた時、三鈷杵を持って『エイッ』とそちらに向けて切ると霊障を退けてくれます。ただし霊障だけでなく良い縁も切ってしまうので、大切な人との間では行ないようにしましょう。
*三鈷杵は独鈷の次に力が強いため、特に結界を張るのに効果を発揮します。四方に三鈷杵を立てて置いておくとそこに結界が貼られ、邪気が中に入れなくなります。ただし、邪気が中に溜まった状態で結界を張ると今度は邪気が逃げられなくなるため、先に除霊を行いましょう。ついでに書き込むと盛り塩も同じです*
- また四方に置かなくてもテーブルの上に置いておくだけでも効果が期待できるそうです。
- 仏の知恵、慈悲、力を表しているとされ、集中力が増し、勉強や仕事に良い効果があるそうです。
〜五鈷杵〜
*五鈷杵とは先が五本の物です*
金剛杵の中で最も力が強く、空海が愛用していた物です。空海のお姿を見ると右手にしっかりと五鈷杵を握り、胸の前に構えています。中央に大日如来を示す鬼目という目があり、また五鈷杵は五智~五智如来~(阿閦如来・東 阿弥陀如来・西 宝生如来・南 不空成就如来・北)を表し、仏様と祈る人が五智と一体であることを表しています。
〜五智を噛み砕いて説明すると〜
1)宇宙そのものが仏様自身であるので宇宙の全てを知っている。
2)そのためにどんな事象も仏様が治めている。
3)全てのものは差別も区別もないことを悟っている。
4)些細なものごとも全てを知り尽くしているが故に人々の迷いを知っている。
5)全ての人を救うためにどんなものにも変化し、悟りへ導く。
以上です。
*五鈷杵の効果*
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魔や災い、悪霊、霊障、恐れ、不安などのネガティブなエネルギーを除去、浄化することで幸運を運んでくる
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手に持ったり、テーブルなどに置いておくだけで、チャクラが開いて気のエネルギーが高まり、気の流れをスムーズにする
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煩悩や迷いを打ち払う。
〜五鈷杵は金剛杵の中でも最もエネルギーが強く、重要な法具です〜
*使い方*
独鈷、三鈷杵、両方と同じ使い方ができます。異なるのはその気のエネルギーの強さです。使う人が持つ気を最大限に発揮することできるため、気を放つ時も自然界の気を自分に入れる時も過剰にならないように注意しましょう。
また、最初はめまいがしたりするかもしれません。
〜五鈷杵に入魂〜
*基本的に入魂はご神像への入魂とほぼ同じです😊独鈷も三鈷杵も同じですが、五鈷杵での画像があるので五鈷杵でご説明させて頂きますね。
1)まずは綺麗に洗います。私の五鈷杵は真鍮製なので金属磨きでピカピカに磨きます。(鍍金されているものは鍍金が禿げる可能性があるので金属磨きはおすすめしません)
下の画像が磨く前の画像です。私の五鈷杵は三分割になっていて舎利が入れられるようになっています。
色味、黄色いですね。この黄色味を磨いて取ります。
磨いた後の画像
色味が白っぽくなりました。黒ずみも取れてピカピカです。私は真鍮のこのピカピカが大好きです❤️
人によっては古色(パティナ)が好きな方もいらっしゃると思います。綺麗に古色(パティナ)をつけたい場合は一度このようにピカピカに磨いてから使用するたびに丁寧にウエスで拭きます。ほんの僅かですが五鈷杵に付着した手の油分を全体に行き渡るように拭きます。そうすると古色(パティナ)が満遍なく綺麗に着きます❤️
金属磨きで磨いた後は中性洗剤で洗って金属磨きの成分を落とします。それから流水をかけてあげます。
2)綺麗になったら次は浄化です。セージ、もしくは除障香で浄化します。私はセージで浄化します。
3)浄化が済んだら私のものは舎利が入れられるので、そこに舎利を入れます。舎利入れがついていないものが殆どなので、舎利入れがない五鈷杵の場合はここは飛ばしてくださいね😊
4)入魂、本番です。上述したように基本的にはご神像への入魂と同じです。下にご神像への入魂の仕方をリンクで貼っておくのでこちらを参考にしてくださいね😊
5)異なる部分を書き加えていきますね。
ご神像があるのが一番良いので、まずはご神像がある場合。まずは普段通りに真言を108回唱えます。それから
『〇〇様、どうぞここにお留まりください』とお願いします。
その後このように・・・
ご神像に五鈷杵をお持ちお持ちいただきます。
ここがポイントです。ご神像がある場合、そのご神像にお持ちいただけるなら(木製とか壊れそうなものはお持ちいただけないので、その前に置きます)
そして、再び真言を今度は111回唱えます。
*ご神像の入魂と異なるのは『お持ちいただける』という所です。また、真言はお持ちいただいている神様の真言を111回唱えて終了です。
ご神像と異なる神様の魂を入魂したい場合はまずご神像に『入魂の儀式を行います。どうぞお守りください』とお願いをしてからご希望の神様の真言を111回唱えます。
それで終了です。
*ちなみに・・・五鈷杵の持ち方は右手に持ちますが、 智拳印で持ちます。つまり・・・親指を中に入れて残りの4本の指が親指の外になります。
それが空海さんの持ち方です。お姿、そうなっているので、良かったら検索してご覧くださいませね😊
せっかく入魂しても・・・持ち方間違っていると・・・ちょっぴり悲しいので・・・🥲
〜それでは、皆様、最後までお読みくださりありがとうございました。どうぞ、ご参考までに❤️〜